HOME > 治療法・各種検査まとめ > 高濃度ビタミンC点滴療法
しかし、点滴で直接体内摂取することで、経口摂取に比べ、点滴はビタミンCの血中濃度を20~40倍以上に増やします。
点滴の方がからだの隅々にビタミンCが行き渡りやすく、様々な効果が期待できます。
1.抗酸化作用・活性酸素の抑制
常に体内には体をサビさせる活性酸素が発生しており、活性酸素は、様々な体調不良や病気、老化などの原因となりますが、ビタミンCには活性酸素から体を守る抗酸化作用があり体の酸化を防ぎ健康維持や抗老化作用に重要な役割を果たしています。
2.疲労回復効果・抗ストレス効果
ストレスによりビタミンCが消費されると、活性酸素が体内にたまりやすくなります。
高濃度ビタミンC点滴は、ビタミン剤の経口内服に比べて血中濃度を効率よく高め活性酸素除去に作用し、疲労感や倦怠感の回復に対して即効性があります。
また、ストレスに対応するために副腎からの抗ストレスホルモンが必要になりますが、その産生に必要なビタミンCを効率的に補充できます。
3.免疫力の向上
ビタミンCは免疫機能を果たす白血球やリンパ球を活性化し、インターフェロンの産生、マクロファージの食作用の亢進、NK細胞数の増加と遊走能の亢進などによって免疫力を向上させます。
4.肌の改善(美白・美肌)
ビタミンCは、シミの要因となるメラニン色素生成を抑制させる作用があり、シミの予防・改善が期待されます。また、肌の弾力に必要なコラーゲンの生成を促進する作用によってハリのある肌をつくります。
ビタミンCは過剰な皮脂の分泌を抑え、きれいな毛穴を保つことでニキビを予防し、抗炎症作用で肌のトラブルを改善します。
5.抗アレルギー作用
ビタミンCの持つ抗ヒスタミン作用により、アレルギー疾患改善効果が期待されています。
以下のいずれかに該当する方は高濃度ビタミンC点滴をお受け頂くことができません。
初めての患者様は必ず一度この酵素を持っているかどうかの検査を受けていただく必要があります。
重篤な副作用の報告はありませんが、以下の副作用が生じる場合があります。
等ありますが適宜対応させて頂きます。
ビタミンC点滴を行う際は、初回のみG6PD検査が必要です。
日本人の0.1%~0.5%の確率でG6PD欠損症の方がいます。この方に高濃度のビタミンCを点滴すると溶血の副作用が生じるため、初回に1回だけ測定が必要です。
(G6PD酵素検査費用:5,500円税込)
原則予約制です。
高濃度ビタミンC点滴25g 点滴時間60~90分 |
通常:13,000円 回数券5回分:55,000円 |
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高濃度ビタミンC点滴を行う場合は、G6PD酵素欠損症の方は溶血の副作用が生じるため、あらかじめG6PD酵素検査が必要になります。(G6PD酵素検査費用:5,500円税込)
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