潔癖すぎるあなたへ!「わかっていてもやめらない」強迫性障害になっていませんか?
強迫性障害とは?
強迫観念と強迫行為からなる病気です。強迫観念とは、頭にこびりついて離れないある考えやイメージで、強い不安、恐怖、不快感を引き起こすもので、振り払おうとしても、繰り返し繰り返し生じてしまいます。強迫行為は、強迫観念から生まれる不安や不快感を和らげたり打ち消すために行われる行為ですが、その行為によって抑えられた不安は一時的なものでしかなく、すぐに不安がぶり返し同じ行為を繰り返してしまいます。本人は、強迫観念や強迫行為について「不合理なものである」との自覚あるにもかかわらずやめられずに苦しむという特徴があります。
「頭がおかしい」と思われたくないため一人で悩んでいたり、家族が周囲に気づかれまいとして家族内で抱え込んでしまっているケースが多いのですが、アメリカでの研究では生涯有病率は100人に2-3人と報告され、日本でも潜在的に多くの方がこの病気で悩んでいると考えられています。
●どのような症状?
様々な症状がありますが、比較的多いものを取り上げてみます。
*汚染に対する恐怖:何かに触れ汚れたと不安になり手洗いや入浴を繰り返します。長い人では数時間に及び疲れきってしまいます。
*確認しないと不安になる:泥棒に入られないかと戸締りを何度も繰り返す、火事をおそれ火の元を何度も確認する。そのため時間がかかり約束の時間に遅れてしまったり、確認が面倒で外出が億劫になります。
*加害への不安:自分の不注意で他人を傷つけたのではないかと強く恐れる。車の運転中に誰かを轢いてしまったのではと不安になり引き返して確認する。すれちがった人に暴言を吐く、暴力を振るってしまうのではと不安でたまらなくなる。
*順序や左右対称:正しい順序や左右対称など一定のルールを完全に守らなければならないという考えに駆られてしまう。順序を間違えると、最初からやり直さないと気が済まない。決められた並べ方がされてないと気が済まず並べ直す。
*その他:4(死)や9(苦)などの数字を不吉に感じ、どんな行為もその数字の回数になることを避ける。大切な物を捨ててしまうのではと恐れゴミが捨てられず、家中がゴミだらけになってしまう。などなど・・
●治療について
原因が性格のためとか習慣や生育環境のためなどと偏った見方がされていた頃もありますが、最近の脳科学の研究で、不安を司る脳神経領域が興奮し刺激され易い状態になってることが強迫性障害の原因の一つと考えられるようになり、治療法も改善されています。現在では、ホームページの社会不安障害のところでも紹介したSSRIや認知行動療法が問題の中枢性障害の改善に効果があることが確認され積極的に治療に使われており治療効果も向上してきています。治らないとあきらめずに勇気を出して医療機関に相談することをお勧めします。
ミチワクリニック院長 佐久間一穂
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