ビタミンDのお話
本格的な冬を迎え、益々寒さがきびしくなっていきそうですね。
冬といえば、風邪をひきやすいの季節。それは寒さや乾燥のせい?
どうもそれだけではなさそうです。
春から夏にかけてビタミンDは体内で濃度が上がっています。ですが、冬には下がってしまうことから、日照時間とも関係がありそうです。インフルエンザの罹患率も下げてくれる働きがあるよぅですよ。
ビタミンDには、D2、D3、・・・D7と種類があって、人の身体に重要となるのはD2とD3の2つ、またD3はD2の2倍!の働きがあると言われています。
VDの働きは
*カルシウムとリンの吸収促進(体内でカルシウム利用を高めます)
*骨の形成と成長を促進
*遺伝子の働きを調節し、免疫力を高めます。
(糖尿病予防や癌の発症を抑える働きがあります。)
VDが不足すると
→ 骨軟化症、骨粗しょう症
→ 糖尿病
→ 動脈硬化
→ 免疫力低下
→ 自閉症
→ うつ
→ 花粉症
→ くる病(小児)
…VDが欠乏すると体内のカルシウムの働きも乱れて、体内にある大小200本をこえる
骨の病気を起こしやすくします。
VDを摂る方法は2つ
1つは 日光を浴びてVDを身体でつくる。
実際にはビタミンDは皮膚で作られる、と言われています
・皮膚にあるワーデヒドロコレステロール(プロビタミンD3)
・日光(UV-B)に当たることで活性型ビタミンD3へ(ちなみにUV-Aは皮膚に有害)
・また体温によってもD3へと
・そのD3はタンパク質(ヴィタミンD結合蛋白)によって肝臓へ運ばれます
2つめは食事
ビタミンD2は植物由来、天日干しシイタケやキノコ、海藻などから
ビタミンD3は植物由来、動物性食品(肉・魚・鶏卵など)から
これら摂取されたビタミンDは肝臓と腎臓で加工され、
一番の働き者である「活性型ビタミンD」へと進化します
また血中のビタミンDの濃度は筋力低下や転倒とも関係があると言われています。
脳でビタミンD3は活性型ビタミンD3にかえることができ、脳の中でビタミンD3は神経細胞の保護、増殖、分化の調節を行っていると言われているので、今後、行動・精神のトラブルへの対応が期待されています。
栄養コンサルタント
渡部
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