活用しよう! スパイスパワー!!
天然の薬「スパイス」
スパイスはお料理の香りづけの要素が強いと思いますが、健康維持、増進、に役立つ「天然の薬」と言われています。
その種類は100以上にも!
代表的なスパイスとその特徴を紹介します。
「カルダモン」… 香の王様といわれるショウガ科のスパイス。消化を助けてくれます。油分を除く効果もあるので食後の口直しにもおすすめ。
「クミン」… カレー特有の香りをもっています。消化液の分泌を活発にし、整腸作用、解毒作用に効果を発揮。
「グローブ」… 腸にたまったガスを排出しやすくする効果があり、腸内環境を整える力を持つスパイス。グローブに含まれる精油成分の「オイゲノール」には抗酸化作用があり、酸化防止・老化防止にも力を発揮。
「コリアンダー」… 食欲増進、血液浄化などの効果をもつ西洋では消化器系の家庭薬として用いられるとか。タイでは「パクチー」、中国では「香彩(シャンツアイ)」と呼ばれています。
「シナモン」… カラダを温める効果大。血液循環がよくなることで冷え性、むくみ予防、改善に。シナモンは高い抗酸化作用をもち、さらに毛細血管の傷を修復するので肌の代謝もあがり老化予防に期待がもてます。
「スターアニス」… 血行促進や利尿作用など消化活動を活発化。また気持ちを落ち着かせてくれる鎮静作用もあるといわれています。日本では「八角」の名称でしられています。
「ターメリック」…「ウコン」と言われる方がピンとくるかもしれません。カレーの着色料で有名。「クルクミン」という成分の抗菌、抗炎症作用で、がん予防効果が期待できることに加え、肝機能を活発化させるのでコレステロール値を下げる効果も期待できます。また抗酸化作用にも優れ、美肌効果もあるといわれています。その上、タンパク質やアミロイドβの蓄積を防ぐことで脳機能を活性化するので認知症予防にも効果を期待できます。
「ブラックペッパー」… スパイスの王様とも言われます。「ピペリン」という成分が交感神経を刺激して血流をアップし、血液が末端の血管にまでいきわたることによって冷え性改善効果が期待されます。
「レッドペッパー」… 唐辛子の種を原料とした辛味をもち、その辛み成分「カプサイシン」が体脂肪を燃焼させカラダを温め、代謝をアップし痩せやすくカラダづくりに役立ちます。また唐辛子はビタミンAやCなどのビタミン類を豊富に含むので活性化酸素の増加を抑える働きや抗酸化作用があるとされています。
「ヘンプ」… 麻の実のことで栄養バランスがとてもよく、栄養価が高いことで注目のスパイス。良質なたんぱく質やミネラルを豊富に含み、ヘンプオイルの効果は健康、美容に期待大です。
今回は10種類のスパイスの効能を簡単にご紹介しました。小さな粒に秘められたすごいパワー、大いに活用していきたいですね。
自家製スパイスカレー、作ってみたくなりませんか?
他にもシナモンティーやバニラアイスにシナモンを加えてみる、サラダチキンにコリアンダーを振りかけてみる、などなど、日々の食卓にスパイスを加えてみてはいかがでしょう?
美味しく、楽しんで、健康パワー取り入れましょう!
栄養コンサルタント 渡部
参照記事:日本安全食料料理協会 スパイスの効能
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