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副腎疲労・慢性疾患の隠れた原因!?有害重金属の体内蓄積にも注意が必要です。

現代、水銀や鉛、カドミウムやアルミニウムなどの様々な有害重金属が、日常生活の中に紛れ込んでいます。農薬などによる土壌汚染や大気汚染、塗料、加工食品、医薬品、魚介類、歯の金属(アマルガム、金銀パラジウム合金)、ワクチン接種などにより、徐々に重金属を取り込んでいます。

私達の体には、これらの重金属を解毒する働きが備わっていますが、正常な解毒能力を超える重金属の摂取や、ストレスや慢性の体内炎症などが生じ解毒力が低下した際には、体内には重金属を排泄しきれずに蓄積してしまいます。

有害金属が過剰に蓄積されると、中枢神経障害、免疫異常、慢性炎症、発癌、慢性疲労、慢性アレルギー症状、慢性皮膚炎、その他の原因不明な症状を引き起こします。

                                                  『Tarzan』No.818から引用

 

水銀は有害重金属の中でも最も毒性が強いといわれていますが、日本では水銀を蓄積している人が多いことがわかっています。原因は、水銀を蓄積しているマグロなどの大型魚やその他の魚介類の摂取量が多いことや、欧米では禁止されているアマルガムという歯の詰め物がいまだに使用されていることなどが影響しています。

 

●水銀が原因の一つと考えられる疾患

 *神経疾患

  多発性硬化症(MS)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)

  パーキンソン病、アルツハイマー型認知症

 *自己免疫疾患

  関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、重症筋無力症

 *精神疾患

  うつ病、不安障害、強迫性障害、注意欠陥多動障害(ADHD)

 *内科系疾患

  慢性頭痛、血圧の異常、糖尿病、低血糖症、過敏性腸症候群、クローン病

  アジソン病(副腎機能低下症)、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症

  慢性疲労症候群、白血病、ホジキン病、貧血、リンパ節腫脹(特に頚部)

  カンジダ症

 *皮膚疾患

  多汗症、乾癬、扁平苔癬、掌蹠膿疱症、帯状疱疹

 *アレルギー

  アトピー性皮膚炎、多発性食物アレルギー

  化学物質過敏症、電磁波過敏症

 *その他の疾患

  下記参考資料を参照ください。

 

●有害重金属による症状について

 【精神症状】

  *うつ病、ふさぎこみ  *自殺行為を思いめぐらす。

  *情緒不安定になる   *無気力感   *被害的思考が起きる 

  *落ち着かず、神経質になり、イライラする

  *不安障害   *極度の恐怖心  *強迫性障害

  *悪夢を見る  *幻覚、妄想、錯覚の症状

  *注意散漫   *集中力の低下  *思考力や理解力の低下

  *短期記憶の障害、物忘れのしやすさ  *長期記憶の障害

  *言語障害(適切な言葉が思いつかない、文章がまとまらない)

 【身体症状】

  <神経障害>

  *めまい  *頭痛・偏頭痛  *慢性的疲労・倦怠感

  *眠気   *睡眠障害(不眠・悪夢など)

  *震え(手・足・唇・まぶた・舌)    *身体各部のマヒ・しびれ

  *手のひらや足の裏のピリピリする痛み  *手足の冷え・ほてり

  *慢性的な熱・体温の変動  *発汗過多(手足など)

  *味覚障害  *嗅覚障害  *頻尿

 <胃腸障害>

  *便秘   *下痢  *腹部けいれん・下腹痛 

  *胃酸過多・胸やけ  *胃腸の膨満感  *嘔気

 <心血管系、呼吸系の症状>

  *不整脈(頻脈・徐脈など) *胸の圧迫感や痛み

  *血圧の変動が大きい(自律神経失調)  

  *呼吸困難(ぜんそく・セキ) *呼吸が浅く、不規則である。

  *原因不明の肺気腫(肺の線維化)

 <皮膚症状>

  *にきび  *身体各部の肌荒れ *発疹  *皮膚のかゆみ

  *慢性の皮膚炎

 <筋肉や関節の症状>

  *首や肩の痛み、背部痛、腰痛  *手や足、膝関節の痛み

  *腹筋の痛み  *筋力低下  *歩行困難  *協調動作の不具合  

 <免疫・感染・アレルギー・そのほかの症状>

  *カゼやインフルエンザにかかりやすい  *カゼなどが治りにくい。

  *アレルギー  *慢性副鼻腔炎(蓄膿症)  *慢性鼻炎

  *のどの痛み  *リンパ節の腫脹  *浮腫(むくみ)

 <視覚と聴覚>

  *目がかすみ  *物が二重に見える  *目の奥の圧迫感

  *目の乾燥   *目の協調運動障害

  *光への過敏性  *聴覚(音)の過敏性  *耳鳴り 

 <口腔内の症状>

  *口内のひりひり感   *⼝の中が⾦属のような味がする 

  *⾆が焼けるような感じがする  *舌のざらざら感

  *唾液の過剰分泌  *口の乾き  *口臭  *口内炎

  *歯周病   *あごの痛み  

 <そのほかの身体症状>

  *食欲が減退し、体重が減少する  *抜け⽑が多い

  *月経異常  *甲状腺疾患  

  *電磁場に過敏(歯の金属が腐食溶出のためなど)

 

このように、水銀またはその他の有害重金属にて、様々な疾患や症状をきたすことがわかっています。

重金属検査には、毛髪検査、尿負荷排泄検査、血液検査、オリゴスキャン検査などがあります。いずれも負担の少ない検査で、組み合わせて検査を行うことで、より正確な重金属の蓄積度合や排泄能力を把握することが可能です。

 

●腸内環境と重金属蓄積の関係

腸内環境が悪く体調不良が継続している方は、悪性菌の増殖にてリーキーガット症候群を招き、菌毒素や有害化学物質、未消化物が体内に入り込み全身的な慢性炎症を起こします。

慢性炎症は、細胞の解毒力を弱め解毒力を低下させます。その結果、重金属も蓄積しやすくなるため、腸内環境が良くない方は腸の状態を改善しても体調不良が遷延することがしばしば認められます。腸が慢性的に良くない方は、有害重金属の蓄積も起こす可能性があり、体調改善、健康維持増進のためにも、腸活することを是非ともオススメ致します。

 

上記の症状や疾患が複数認められる場合や、原因不明の慢性的な体調の不良が認められる際には、重金属蓄積も疑い検査や治療を行うことを考慮してみてください。

 

  <参考資料>

  “誰も知らなかった病気の原因”「本当に怖い歯の詰め物」ハル・ハギンズ著

  「口の中に潜む恐怖」ダニ-・スタインバーグ著

  「有害重金属が心と体をむしばむ」  大森 隆史著

 

 

   ミチワクリニック

    院長 佐久間一穂

   https://www.michiwaclinic.jp/

 

 

 

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