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野菜を摂ろう‼ ーキャベツ編ー

*キャベツ野菜集合 レタス パプリカ 蕪 人参 ブロッコリ プチトマト fd400694の健康効果*

 

野菜を日々とり入れていくことは推奨されているものの、忙しい毎日を送っているとせっかく買い物してもすぐ使えず気づいたら冷蔵庫の中でしなびていた、、、なんて経験ありませんか?

「いやいや、ちゃんと食べているよ!」と言いたいけれど、よく考えたら付け合せ程度になっていたり...  野菜の摂取量、厚生省推奨では1日の目安として350g、1食にすると手の平2枚分の分量になります。 どうでしょう? これを毎食、毎日続けるということはかなり意識して続けないと難しいのが現実。

分かっているけど難しい、なかなかとれないお野菜、今回は「キャベツ」をクローズアップして野菜意識上げていきたいと思います。

 

きゃべつ fd400083

 

この時期、春キャベツがおいしいですよね?

 

 

キャベツって、そもそもは欧州原産、米国・カナダを経由して中国へ。日本には江戸時代にやってきた野菜だそうです。祖先となる植物はケールやブロッコリーとか、そうアブラナ科のお野菜です。

 

実はこのキャベツ、とても大事な健康効果を持っています。

キャベツには食物繊維をはじめ、沢山含まれているビタミンC、カリウム・カルシウムなどのミネラル類が豊富。別名キャベジンで有名なビタミンUも含まれています。塩こんぶキャベツ 塩こんぶキャベツ,塩こんぶ,塩の写真素材

この機会にそれぞれの健康効果について簡単に触れてみますね。

 

まず最初は「ビタミンC」、免疫力を高める作用があります。免疫力は細菌やウイルスから身を守る大事な力。外から侵入してきた細菌やウイルスを攻撃する白血球の働きを助けつつ、自らも細菌やウイルスと闘い、体内への侵入を防ぎます。また、コラーゲンの生成にも不可欠で、皮膚や骨、血管が丈夫になり美肌効果に加えて、病気に対する抵抗力が高まります。そして、日々、たまりやすいストレス!ヒトはストレスを感じると体内で大量に消費されるのがビタミンCです。このビタミンCが不足するとストレス耐性も弱まって心身の不調へとつながっていきます。

 

次にキャベツに多く含まれている「食物繊維」、腸の蠕動運動を促し、排便をサポートしてくれます。また食物繊維には余分なコレステロールを吸着して体外のい排出させる働きがあります。動脈硬化や脳梗塞など血液がコレステロールでドロドロしてくると起こりやすい病気の予防にもなりますね。

 

3番目に「ビタミンU」、胃の働きや胃の粘膜を正常に保つといわれています。胃潰瘍や十二指腸潰瘍といった胃や十二指腸の粘膜がただれたり、穴があいたりする病気、ビタミンUは胃腸の粘膜を修復するため、タンパク質の合成を活発にして傷ついた粘膜を修復する働きを持っています。

 

またキャベツで代表されるアブラナ科のお野菜。このアブラナ属植物は発がん物質を減少、劣化させる酵素を活性化させ、また活性酸素からDNAを守る働きをする成分を含んでいるといわれています。キャベツががんのリスクや酸化ストレスを減少させる可能性があるということですね。(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16704986)

 

米国FDA推奨のデザイナーフーズピラミッド(下図参照)でもトップグループに君臨していますね。

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どうでしょう?身近にあるキャベツの優れた健康効果。ぜひ、日常に積極的にとり入れていきたいお野菜ですね。

手間をかけず、蒸してもちぎっても、千切りにしても、そのままたべられますし、オリーブオイルとお酢でコールスローにしたり、薄切り豚肉でロールして焼いても蒸してもおいしいですよね。

キャベツを使ったマイレシピ、いろいろ試して工夫して、食卓への登場回数ふやして、美味しく召し上がってください。

 

栄養コンサルタント 渡部

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