適応障害
その多くは生活環境の変化が原因であり、例えば、新しい土地や職場、学校に移ること、昇進、配置転換などが発症のきっかけとしてよく見受けられます。
多くの場合、生活の変化や強いストレスのかかる出来事が生じてから1ヶ月以内に発症すると言われています。
適応障害は、うつ病と症状がよく似ているとも言われます。
ただ、うつ病とは異なりストレスの原因や出来事がはっきりしていることが多く、その原因から離れることができれば、症状は次第に改善していきます。
ただ、ストレスの原因から離れることが困難だったり、取り除けないような状況になると、症状が慢性化することもあります。
適応障害の症状は、ストレスに対する正常な感情的反応(ストレス反応)の延長線上にあります。
そのため健康な方がよく感じているストレス反応との違いは重症度です。
症状の現れ方については、ストレスを受けた状況や本人の性格にも影響されるので様々ですが、
主に4つの状態に分類されます。
これらの何らかが目立った状態、またはいくつかが混合した状態となって現れてきます。
治療においては、まず原因とされるストレスの軽減が図れるようにします(ストレス因の除去)。
さらに環境を調整し、適応しやすい状態に整えます。ただ、環境調整が難しいケースでは、次のようなカウンセリング治療を行います。
心と身体の不調、症状の改善 / 自律神経検査、在宅睡眠検査