自律神経検査

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自律神経検査

当院では、自律神経機能解析器を用いた自律神経検査を行っております。

★24時間の心電図を解析し、自律神経失調症の精確な評価を行います

これまでは、自律神経失調症を診断するには、問診による症状の把握や血圧測定などの推測的判断に頼らざるを得ませんでしたが、心電図の精密な解析を行うことで、かなりの精度で自律神経機能の状態を測定することが可能になりました。

 

★解析結果はグラフ化

この検査の解析結果はグラフ化し、掲示することができるため検査を受けた御本人にも、視覚的に自律神経の動きを容易に理解して頂けます。
また、この検査では自律神経の経時的解析により普段の心身のストレス負荷の状態もグラフ化して同時に判断することが出来ることや、就寝時の睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングも行える利点があります。

 

★自律神経解析検査の結果からわかる事

簡易自律神経検査(数秒で結果がでる検査)は測定した瞬間の状態を観察しているだけですが、当院の検査では24時間の自律神経の動きを検査することで、計測した日のみならず、一定期間継続している自律神経の異常の有無を把握できます。
具体的には、自律神経の交感神経と副交感神経の24時間の波形がグラフ化され、自律神経機能の異常の有無がわかります。交感神経と副交感神経の一方か、両者に問題にあるのかがわかるので、病気の事だけでなく、生活上の問題点(仕事などのストレス度や睡眠の質など)が推測でき、生活上の改善点や治療にも役立ちます。

 

★自律神経検査により心身のストレス度をチェックしましょう

自律神経系、脳(中枢神経系)、内分泌系(ホルモン)、免疫系が連携して、常に体内環境が安定した状態を保てるように調節しています(恒常性維持:ホメオスタシス)。
そのため、私たちは様々な状況下にあっても、簡単には病気にならずに生きていけます。

自律神経系は、その中心的な役割を荷っています。
そのためストレスが過剰な時や蓄積したときに、最初に自律神経が反応し、身体症状として危険信号を発するので、健康障害の悪化を未然に防ぐために、自律神経の異常を検査することはとても重要なことです。

 

*自律神経の働きについて*

自律神経は、交感神経副交感神経の2つの神経系からなり、脳中枢と連携し、外的環境や精神や体内の変化に反応し、身体の状態をすばやく調整しています。
交感神経は、覚醒して活動している時に活性化され、全身に刺激を送って、様々な状況に即座に反応して行動できるように働きかけます(身体に適度の緊張状態を維持し、危険に際し緊張亢進させる)。

副交感神経は、安静時や睡眠時に活性化され、全身に刺激を送って、身体を休息させるように働きかけます(身体の緊張をほどいて、疲労回復させる)。

この2つの神経により、身体が活動しやすくし、また適度に緊張緩和し、ストレスを蓄積させないで、日々安定して活動できるように、全身状態のバランスを取っています。

適応

自律神経失調症を疑われてる方、パニック障害、うつ病、慢性のストレス状態や、それに伴う不眠、疲労感が持続するような方などへおすすめします。

検査方法

胸に電極を 2ヶ所貼って頂き、小さな機械を 24 時間装着して頂くだけです。
普通の生活を送りながら検査が行えます。

検査費用

症状によって保険適用となります。詳しくはお問い合わせください。