約100人に1人がかかると報告されており、決して特殊な病気ではありません。 思春期から40才くらいまでに発病しやすい傾向があります。
「幻聴」:周りに話している人がいないのに誰かの声が聞こえてくる、話かけられたり、 命令されたりする。不思議な音(壁や床を叩く音、機械の異常音など)や音楽が聞こえてくる。幻聴に反応して「ひとり言、ひとり笑い」をしてしまうこともよくあります。
「幻触」:その他に、実際に存在しないはずの物や人物が見える「幻視」/臭う「幻嗅」/感じる「幻触」などもあります。
この病気の大きな原因は脳内神経伝達物質のバランスの異常にあり、それを正常化させるお薬の定期的内服が必要です。
最近では、副作用が少なくしかも効果に優れている薬がありますので安心して服用頂けます。
しかし、再発のリスクがあるため自己判断で中断することなく主治医と相談しながら、あせらず治療を継続することが必要です。
また、急性期には脳が外的刺激に敏感でストレスに弱くなっている状態なので、ゆっくりと心身の静養をとることも絶対に必要です。
また、状態が安定し回復期になったら徐々に精神的リハビリを行って、あせらずに社会復帰していくことが大切です。
また、症状回復期には、カウンセリングによる認知行動療法や社会機能回復リハビリを行い、社会復帰に向けて自信をつける治療を行っています。
※統合失調症は、一日も早く治療を開始したほうが病気の回復が早く、症状も軽くてすみます。
疑わしい症状があれば、病気や病院をおそれずに早めに専門医に相談しましょう。
心と身体の不調、症状の改善 / 自律神経検査、在宅睡眠検査